はじめに

一般社団法人日本オイリュトミー教育芸術協会
EAJ The Eurythmy Association for Education and Art of Japan

ごあいさつ

写真は、東京オペラシテイの中にある小さな音楽ホール・近江楽堂の天井です。丸に十字。〇と十は、二つの大切なかたちです。球体である世界。世界は輪。その中で生きる命、自然、私たち人。みな、輪の中で回転運動をしながら生きている。それを支えるのは軸。人は、それぞれの存在として生きていくために、自分の中に軸を持たなければなりません。〇と十字には中心があります。人の中心がエゴに占められてしまえば、私たちは自分のしたいようにし、欲するものを得ようとします。エゴが肥大がすればするほど、周りの命と世界との調和が壊れていきます。

オイリュトミー、それは美しい調和を生み出す運動芸術です。表現芸術であり、教育芸術であり、治療芸術ですが、それ以上に、誰の中にもある新生力・調和の力を目覚めさせる動きだ、と思うのです。

33年前、オイリュトミストとして、この新しい芸術を職業として働き出して以来、教育の場で、舞台表現の場で、祈りの舞の場で、沢山の体験と学びを重ねてくることができました。

私もまたエゴを持ち、自分の周りだけではなく、現代世界に生活しているだけで、地球の自然に大きな負荷を負わせている人間です。オイリュトミーはその私に、自分を明け渡して、美しい言葉と音楽を動きで奏でること・子どもと人の成長に付き添うことを学ばせ、少しずつ先へ進ませてくれました。

そんなオイリュトミーの素晴らしさを、もっと伝えたい。オイリュトミーがさらに育っていく形を持つために、この一般社団法人をつくりました。小さく生まれて大きく育つ、そんな場でありたいです。

EAJ 一般社団法人日本オイリュトミー教育芸術協会 代表理事 はたりえこ(舞台名はたりえ)

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